三井寺山内の弁天堂のご本尊。インドの川を神格化した豊穣の神に由来し、本像のような宝珠と鍵を持つ八臂像は、福徳神として信仰され、頭上には龍神の化身とされる宇賀神を乗せています。
打ち出の小槌を持ち、福袋を背負う姿は、七福神でおなじみの姿。日本では大国主命と集合し、烏帽子をかぶり、狩衣をつけ、裸足で米俵の上に立っています。もとはインドの豊穣と財宝の神で、わが国でも開運招福、財運をもたらすご利益で信仰されています。
北方を守護する四天王のひとつ、多聞天のことで、左手に宝塔、右手に戟を持った姿であらわされています。室町時代以降、七福神に加えられ、北方守護、ことに七福即生の財宝神として信仰されています。
いつの世も招福を願う人々の思いに変わりはありません。当山では、弁財天と大黒天のご縁日に、天台密教による護摩供を奉修し、開運招福、財福授与、学業成就、技芸上達、良縁成就などの願いをご祈祷いたします。
毘沙門天縁日 | 1月3日、5月2日、8月30日 |
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大黒天縁日 | 1月1日、3月1日、4月30日、6月29日、8月27日(※)、10月27日 |
弁才天縁日 | 1月6日、3月6日、5月5日、7月4日、9月2日、11月1日 |
全日程いずれも14時より
※本来の縁日は28日の甲子日ですが、観音堂護摩祈祷絵と重なるため前日27日に行います。
招福尊各尊のお姿や特徴的な部分を表面にあしらった、雫型の絵馬です。同じ種類の絵柄でも、焼印風や朱色で描かれたものなど様々な種類をご用意しております。お気に入りの絵馬探しをお楽しみください。
受付は、三井寺境内の「三井寺別所 水観寺」入口付近にございます。招福尊のご祈祷、御朱印、絵馬などに関するお申込みは、こちらにて承ります。